システムコンサルティング・システム開発をおこなう電縁は9月25日、Fintechソリューションを手がけるOrbの「Orb DLT」を利用したシステムの構築に関する協業開始の基本合意に達したことを発表した。

電縁は、早くからブロックチェーンを利用したシステムに関する事業化コンサルティング、システム構築、実証実験支援といったサービスを提供しており、ブロックチェーン基盤の種類を問わず、ノウハウを蓄積してきた。

一方、Orbの独自開発である「Orb DLT」は、ブロックチェーンの持つ非中央集権管理と改ざん耐性の機能を分散台帳上に実装し、『決済』と『契約』に関わるシステムを安全かつ高パフォーマンスに実装することができるソフトウェアだ。

今回の協業では、Orbは「Orb DLT」を決済・契約にかかるプラットフォームとして提供し、電縁は「Orb DLT」を用いたシステムの基盤構築と、「Orb DLT」のミドルウェア群であり『決済』と『契約』をリアルタイムで処理する「コアシリーズ」を用いたアプリケーションの実装を担当する。

今後、両社ではシステムインテグレーション領域だけでなく、コンサルティング領域での協業体制の強化も検討していくとしている。