StatCounterは9月21日(米国時間)、「iOS 11 rockets to over 6% internet usage in just two days|StatCounter Global Stats」において、iOS全体のシェアにおいてiOS 11のシェアが2日間で6.2%に到達したと発表した。これは新しいバージョンへの移行速度としては驚異的な速さと説明。同時に、広告業界はかなり早い段階でこの影響を受けることになるだろうと指摘している。

iOSはモバイル・オペレーティングシステムとしてはかなり早く新たなバージョンへの移行が進むプロダクトとして知られている。しかし、2日間で6.2%の移行というのはこれまでのバージョンアップから見てもかなり早期に移行が進んでいると説明がある。

Mobile & Tablet iOS Version Market Share Worldside 15 - 20 Sep - 資料: StatCounter Global Stats提供

複数のバージョンを含めたシェアではAndroidのほうがiOSよりも高いシェアを確保しているが、AndroidはiOSと比較すると新しいバージョンへの移行が緩やかという傾向が見られる。記事では、Android Nougatへの移行を例に挙げ、このバージョンは登場してから1年が経過しているが、移行した割合は14.6%だと説明している。

iOS 11にはIntelligent Tracking Preventionと呼ばれる機能が実装されており、広告主がユーザーのトラッキングを行うことがこれまでよりも難しくなると言われている。iOS 11が現在のペースのまま普及していった場合、広告業界はかなり早い段階でこの新機能の影響を受ける可能性がある。