ヤフー(Yahoo! JAPAN)は9月21日、スイスの家具メーカーであるVitra(ヴィトラ)および、みずほ情報総研の協力を受け、オープンコラボレーションスペース「LODGE(ロッジ)」において実施中の新たなイノベーションを生みだすための取り組みである「ジッケン オフィス」の一環として、IoTセンサーを利用したコミュニケーション活性化を可視化する実証実験を同25日から11月10日までの予定で実施すると発表した。

LODGEの様子

ヤフーは同社の紀尾井町オフィス内に社外の人も利用できるLODGEを開設し、社内外の交流を促し、個性や才能、情報が集まる場所を提供している。

同スペースは自由でクリエイティブな働き方を可能にし、新たなイノベーションが生まれる空間を目指すため、最新の働く環境と家具を提案しているVitraとともに、 9月19日~11月10日の間、LODGE内のテーブルや椅子などの家具を置き換え、コミュニケーションを活性化させる機能を持つエリアを実験的に設置する「ジッケンオフィス」を開催している。

さらに9月25日からは、みずほ情報総研の協力を受けてIoTセンサをLODGE内の一部に導入し、赤外線による人数カウントや会話の周波数分析を行う。これにより、利用人数や会話の盛り上がりを計測することで、コミュニケーションの活性化を可視化する。

インテリアおよびレイアウトの変更など環境の変化がコミュニケーション活性化に影響を及ぼすのかについて、期間中および期間後において比較実験を行う。ヤフーはジッケン オフィスを通し、LODGEにおいてそのコンセプトである「『!(びっくり)』を生み出す場所」として社内外のコミュニケーションを活性化させ、新たな事業やサービスにつながるイノベーションの創出を目指す考えだ。