ネットギアジャパンは9月21日、法人向け製品で初となる、スマートフォンで設定・管理ができるクラウド対応ネットワークスイッチ「GC110」「GC110P」「GC510P」「GC510PP」と、アクセスポイント「WAC510」を同27日から販売を開始すると発表した。

今回、小規模法人ネットワーク向けにモバイルデバイスで設定・管理・運用ができるネットワーク・ソリューションを実現。GC110は1000Base-Tポート8個、SFPポート2個、GC110Pは1000Base-Tポート8個、SFPポート2個、パワーバジェットが64W(PoE)となる。

「GC110」

「GC110P」

GC510Pは1000Base-Tポート8個とSFPポート2個を搭載、パワーバジェットが130W(PoE+)となる。GC510PPは1000Base-Tポート8個とSFPポート2個を搭載、パワーバジェットが195W(同)となる。

「GC510P」

「GC510PP」

一方、アクセスポイントのWAC510は、802.11ac(2x2) Wave2やPoE受電のほか、Webブラウザベースの管理にも対応している。

「WAC510」

これらの製品は、スマートフォンやタブレットにダウンロードした「Insightアプリ」を利用することで、パソコンを使わずにセットアップできる。外出先などでもInsightアプリのクラウド機能により、インターネット越しにどこからでもワンタッチでモニタリングや設定変更に加え、PoEインタフェースのリブートも、ワンタッチでポートごとに行うことを可能としている。

Insightアプリの利用イメージ

また、Insightアプリは無料でApp storeやGoogle Playからダウンロードすることができ、管理対象が2台までであればクラウド機能も追加費用を必要とせず無料で利用(2018年1月までは台数無制限で利用可能)できるため、中小規模のネットワーク運用に適したソリューションだという。

スイッチはVLAN、QoS、ACL、LAG、STP、802.1x認証、ループ防止機能など一般的なネットワークで使用する機能を備えており、一般的なネットワークでも対応する機能をサポート。

さらに、無線アクセスポイントもPoE、Wave2、マルチSSID、802.1x、MACアドレスフィルタリングなどの機能を備えており、スイッチと同様に一般的なネットワークでも対応する機能をサポートしている。なお、Insightアプリは今後スイッチ、無線アクセスポイント以外の製品とも連携を強化し、機能を拡張していく予定だ。

価格は、いずれも税別でGC110が2万8000円、GC110Pが4万2000円、GC510Pが5万4000円、GC510PPが6万9000円、WAC510が2万4000円。