トランスコスモスとAI研究所「Communication Science Lab」は9月19日、ニュースアプリやSNS上のタイムラインの間に表示されるインフィード広告を中心としたテキスト広告のコピー生成支援システム「AIコピーライター 言葉 匠(ことば たくみ)」(β 版)を独自開発したと発表した。2018年春ごろのサービス化を予定している。

「AIコピーライター 言葉 匠」は、機械学習や自然言語処理などのデータサイエンスを活用し、広告プランナーが「何を訴求したいか」を入力すれば、「どのように訴求すべきか」を考えてくれるコピー生成支援システム。広告プランナーが設定したターゲットの条件や、プロダクトの独自性といったUSP(ユニーク・セリング・プロポジション)にあわせて、さまざまな表現方法によるインフィード広告のコピー案を大量生成し、そのうえで、過去実績から適切かつ広告効果が高いと思われるコピー案をレコメンドしてくれる。

同システムが書いたインフィード広告コピー

今後、コピーを大量生成する必要がある顧客企業においてトライアル運用を行うとともに、同社が産学連携の一環として参画している東京大学院工学系研究科 松尾豊特任准教授が主催する「グローバル消費インテリジェンス寄附講座(GCI)」などを通じて得た外部研究機関の知見も活用し、メディア・業種別に、より効果の高い広告コピーを生成できるシステムへと発展させていくとしている。