NECは9月14日、金融機関と多様な産業とのオープンイノベーションを実現する「API連携プラットフォームサービス」の提供を開始したと発表した。

API連携プラットフォームサービス概要

同サービスは、金融機関のオープンAPI対応で求められる認証機能やセキュリティ対策を提供することで、金融機関の社内システムを安全に他の事業者システムと連携させるというもの。顔認証をはじめとする生体認証やAI・IoTなどの先端ICT技術を活用したオプションサービスをラインアップしており、金融機関のデジタルイノベーションを支援するとしている。

生体認証では顔認証と指紋認証から提供を開始し、今後、声紋認証や虹彩認証等を拡充することで、マルチモーダル認証を実現するという。

また、今回沖縄銀行はオープンAPI対応基盤に同サービスを利用し、外部の事業者システムと連携するためのオープンAPIをNECと共同で開発する。同行は、社内外のAPIを組み合わせた金融サービスを実現することで、革新的な顧客体験の提供と新たな顧客層の開拓を推進するとしている。

さらに、沖縄県内の事業者やベンチャー企業等とのオープンイノベーションを通じて、産業の垣根を超えた新事業の創出と地域経済の活性化を目指す。