富士通は9月14日、介護施設を運営するわたぼうしの家に、音響センシングを活用して居住者を24時間365日見守る「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE 居住者の見守りソリューション」を導入し、10月からサービスを開始することを発表した。

「居住者の見守りソリューション」は、音響や温湿度センサー、人感センサーを搭載した専用装置「リモートケアベース」を居室内に設置し、居室内で発生する生活音を独自のアルゴリズムで解析することによって、居住者の状況を把握するもので、会話の録音やカメラ撮影などを伴わないため、プライバシーに配慮しながら居住者の見守りを実現できるという。

また、「リモートケアベース」を介して、24時間365日居住者からの緊急通報をコールセンターで受け付ける。センシングした居住者の咳やいびきなどの音響データを解析することで把握できる居住者の睡眠状況や健康状態に基づいて、コールセンターの看護師が居住者の健康相談に応じるという。安否確認や夜間の見守りの対応も可能だ。

さらに、月に1回、コールセンターから居住者に電話をかけ、健康状態を確認し、コールセンターの看護師は、居住者の咳やいびきの回数などの音響を解析したデータに基づいて対話を行う。

富士通では、同ソリューションを導入することで、わたぼうしの家が提供するサービスの品質を向上できるだけでなく、施設職員による夜間の施設常駐を不要にすることで、施設職員の業務負担の軽減と、夜間の施設運営コストを約80%削減できるとしている。