NTTデータは9月12日、小売事業者向けに訪日外国人を対象としたマーケティング活動と購買促進をサポートする「CAFIS Attendant(キャフィス アテンダント)」を提供開始したと発表した。

同サービスは、購買時に訪日外国人客が手に取った商品の興味情報(商品名・言語・日時など)を収集する「多言語商品説明アプリ」と、データ分析をする「管理Web」で構成され、小売事業者のインバウンド戦略をサポートする。

CAFIS Attendantサービスイメージ

多言語商品説明アプリでは、店頭に設置したタブレットから専用アプリを通じて商品のバーコード(JANコード)を読み込むことで、商品の成分や機能、効能といった情報を5カ国語で表示することができる。訪日外国人客はより安心・納得して買い物を楽しめるようになるとともに、接客スタッフの負担軽減・コミュニケーションのサポートを実現できるという。

バーコード読み取り画面および商品情報表示イメージ

データ分析用管理Webは、アプリで商品情報取得が行われた場合に、商品名・閲覧言語・日時などのデータを蓄積し、ログ情報として閲覧できるというもの。どの言語を使う外国人客が、どの時期に、どのような品物に興味を示したか、商品選定時の興味情報として可視化することで、興味情報という視点のデータをもとに、仕入れ商品や棚割りなどの店舗運営に活用することができる。