大日本印刷(DNP)は9月8日、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)で作成した立体的な映像を被写体にしたエンボスホログラムを開発したことを発表した。

同ホログラムは、高精細なCG表現による自然な立体感と質感、および鮮やかな色彩を表現でき、建造物の微細な膨らみや立体感、動植物の模様など繊細な質感の映像表現を可能にする。

開発したホログラム

また、セキュリティ機能の強化として、3DCGデータを使った高い表現力で偽造や模倣を困難にし、微小なマイクロ文字やLEDの光で真贋判定ができる機能などを組み合わせることで、さらにセキュリティレベルを向上させることができるという。

DNPでは、ブランド保護が求められる高級商品、紙幣・商品券・ギフト券などの金券のほか、パスポートや国民IDカード、運転免許証など、高度なセキュリティが必要な製品などに新しいエンボスホログラムを展開するとしている。