スマート家電化を加速しているLGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスの白物家電はすべてWi-Fi対応であり、さらに独自のプラットフォーム「Smart ThinQ」シリーズを拡大させ、スマート家電化をさらに加速させている。

LGブースは大変賑わっていた

Smart ThinQのハブとなるのが「SmartThinQ Hub」だ。LG SmartThinQはAmazon Echoと連携して、LG機器のリモートハンズフリーが可能になった。ステータスを確認するため、製品の前にいる必要はなく、音声でAlexaに指示すればよい。

また、SmartThinQ Hubは各種センサーにも対応している。Wi-Fiに対応していない家電に取り付けられる小さなセンサーで、例えば振動センサーは洗濯機に取り付けて洗濯終了を検出して通知したり、冷蔵庫に取り付けてドアの開閉を通知したりできる。これがあれば家にある家電をそのままスマート家電に変えられる。

先にLG SmartThinQアプリで製品を登録し、LG SmartThinQのアカウント情報を使ってAlexaアプリにログインすることで使用できるという。

SmartThinQ Hubは筒状で上側に液晶画面が搭載されており、状態を確認できる

機能はSmartThinQ Hubとほぼ同じだが、かわいらしいロボット風なデザインのコンセプトモデルも展示してあった

センサーも充実

日本の白物家電はWi-Fiに対応したものは少ないが、世界的に見ればスマート家電化がより一層進んできており、来場者の反応もよかった。コネクトできることはもはや当たり前で、さらにその先の機能で差別化を図ると共に、独自のプラットフォームをユーザーに提供し、スマートホーム化することでユーザーの囲い込みを進めているようにも見えた。

日本でも注目された「LG styler」も目立つところに展示してあった。スチームと振動で衣類のシワや花粉などの汚れを落とし、服をリフレッシュできる。Wi-Fiに対応してライフスタイルにあわせてプログラムを選択できる