A10ネットワークスは9月5日、アプリケーションサービスゲートウェイ「Thunderシリーズ」を拡充する、新たなハードウェア・アプライアンス3機種を日本市場で順次提供開始すると発表した。

今回、新たに提供されるのは、金融機関における高頻度取引(HFT)の遅延軽減とセキュリティを強化する低遅延ソリューション「Thunder 3745」と、アプリケーション配信やプロキシ機能を提供する企業向けエントリーモデル「Thunder 1040」と「Thunder 940」。

Thunder 3745は、FIX(Financial-Information-eXchange)プロトコルなど、金融業界に特化したプロトコルで運用されているような低遅延、低ジッター(揺らぎ)が重要視される電子証券取引などのアプリケーションに適したソリューションになる。遅延軽減に加えて、セキュリティ機能とデュアルNAT(ネットワークアドレス変換)機能も同時に提供する。

「Thunder 3745」の概要

Thunder 1040とThunder 940は、他社製品と比較して、高いコストパフォーマンスを実現し、消費電力や発熱量、ラックスペースを少なくすることで、データセンターの効率化にも貢献するという。

「Thunder 1040」と「Thunder 940」の概要

Thunder 1040は同日より日本市場で提供を開始し、Thunder 3745は2017年10月、Thunder 940は2017年第4四半期に提供予定です。すべての製品はパートナー企業を通じてオープン価格で提供される。