JR東海は4日、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの秋の企画として、「国宝応援プロジェクト」に参画すると発表した。団体専用臨時列車「国宝新幹線」を運行するほか、京都国立博物館で開催される特別展覧会「国宝」展に向けて、大手旅行会社各社を通じて各種旅行商品を展開する。

団体専用臨時列車「国宝新幹線」は11月19日に運行(写真は東海道新幹線N700系)

「国宝応援プロジェクト」は、「国宝」という言葉が誕生した古社寺保存法制定120周年に合わせ、JR東海と小学館、日清食品、日本出版販売が共同で発足させるプロジェクト。国宝が国民の宝であることを再認識し、国宝を盛り上げることを目的とした活動を展開する。

団体専用臨時列車「国宝新幹線」は11月19日に運行される。車内では「日本美術応援団」などの書籍を執筆している明治学院大学教授の山下裕二氏、NHK「日曜美術館」のMCなどでおなじみの俳優、井浦新さんによる車内アナウンス(事前収録)を放送。走行中に国宝の基礎知識や沿線の国宝にまつわるエピソードが学べる。乗車特典として小学館「週刊 ニッポンの国宝100」創刊号が贈呈されるほか、抽選に当選した100名は京都国立博物館で実施する山下裕二氏と井浦新さんによるサイン本お渡し会に参加できる(書籍代1,728円は必要)。

「国宝新幹線」へ乗車するには旅行商品への申込みが必要となる。特定の旅行商品で乗車する200名は、京都国立博物館で開催する山下裕二氏の講演、山下氏と井浦新さんによるトークショーに参加できる。

その他、「国宝」展の開催期間期間中(10月3日から11月26日まで)は同展入場券付きのお得な旅行商品を大手旅行会社を通じて発売。11月6・20日に対象旅行商品購入者限定の貸切内覧会も設定する。