サイバーエージェントの連結子会社となるCyberZは8月27日、スマートフォン効果計測ツール「Force Operation X(以下、F.O.X)」において同社が連携するユーザーのテレビ視聴データとスマートフォンアプリ上の行動データとの連携を実現したことを発表した。

同社によると、これまでもF.O.XにおいてTVCMの投下GRPを元にAI技術を活用したTVCMの広告効果予測は可能であったという。

しかし、今回の連携により「F.O.X」のSDKを導入することで、広告主は同社が連携するTV番組やCM視聴等のユーザー行動とF.O.Xで計測可能なユーザー行動を掛け合わせたデータを利用し、ユーザー行動の計測が可能に。スマートフォン効果計測ツールとしては世界で初めて、TVによる効果を予測ではなく計測することができるようになった。

F.O.Xにおけるユーザーのテレビ視聴データとスマートフォンアプリ上の行動データとの連携イメージ

具体的には、TV番組やCMを視聴したユーザーがどの流入経路からアプリをインストールしたかや、TV番組やCMを視聴したユーザーがアプリ内でどのようなアクションを行っているか、アプリを一定期間以上起動していない休眠ユーザーがTV番組やCMによってどれくらい呼び戻されたかなどを把握することができる。

広告主は今後、これら計測結果から得られる高精度な分析結果をマーケティング活動に活用することが可能だ。