デルは8月21日、従業員数100人未満の中小企業によるIT導入を支援するため「デル アドバイザーキャンペーン」を10月1日までの期間で開始した。同キャンペーンに合わせて同社は、中小企業のIT導入担当者が相談できる窓口の開設と、対象となる中小企業向け製品の期間限定割引を実施する。

同キャンペーンは、同社が従業員数100人未満の企業に勤めるIT機器導入担当者105人を対象として、7月6日~7月9日にかけて実施したオンラインでのアンケート結果を踏まえたものとなる。同アンケートによると、IT機器(PC/サーバ/セキュリティ)の選定における悩みでは「誰に相談してよいか悩む」が66%と最多だったという。

PC/サーバ/セキュリティ導入に際してIT導入担当者が抱える課題・懸念(複数回答)を見ると、PCでは「価格と性能のバランスの見極め方が分からない」が86%で最も多く、「必要とする機能、スペックの見極め方が分からない」(57%)、「アフターサポートの見極め方が分からない」(52%)が続く。

サーバでは「仮想化、クラウドどちらが自社に最適なサーバの運用方法が分からない」(71%)、「ネットワーク構成の設計をどうすべきか分からない」(67%)、「業務で現在使用中のアプリとの相性が合っているか分からない」(48%)の順だった。セキュリティでは、「どの程度までセキュリティ対策をすべきか分からない」(71%)、「セキュリティ対策の十分な知識、ノウハウを持つ専任担当者がいない」(62%)、「現状では個人管理のセキュリティに依存している」(43%)の順となった。

また、PC購入後にIT導入担当者が後悔した理由(複数回答)では「業務での使用開始後に想定していたよりPCの性能が低いと感じた」が86%と最多であり、「PC購入時にアフターサポートを付帯しておくべきだと感じた」が76%で続いた。

同キャンペーンでは、同社のアドバイザーが最適なソリューションを提案し、顧客の快適なビジネスをサポートするとしている。さらに、同キャンペーンの一環として多様なプロモーションを展開する。8月22日~8月24日までの3日間限定キャンペーンでは、中小企業向け対象製品を1万円割引の価格で提供する。