Silicon Laboratories(シリコン・ラボラトリーズ、以下 シリコン・ラボ)は、自動車用インフォテインメントのグローバル市場向けに、高い拡張性と柔軟性を有し、費用対効果に優れたカー・ラジオ・ソリューションを発表した。

このたび発表されたのは、アナログAM/FMレシーバーとデジタル・ラジオ・チューナーのGlobal Eagle「Si4795x」、およびDual Eagle「Si4796x / Si4797x」ファミリ、Digital Falcon「Si469x」デジタル・ラジオ・コ・プロセッサ。

Si4795x、Si4796xおよびSi4797xファミリは、拡張性と自動車向け放送の受信における、新たな基準を確立するもの。Eagleファミリでは、世界中の主要な自動車OEMやティア1サプライヤーで導入されている、実証済みのシリコン・ラボのチューナーとレシーバーの性能がさらに強化されている。

また、Si479xxでは、特許取得済のシリコン・ラボの低IFデジタル・アーキテクチャを活用して、優れたRF性能と干渉を抑える機能を提供する。同ファミリの包括的なファームウェア・アルゴリズムにより、走行中の車両での信号受信が動的に調整され、受信環境が厳しい条件でも最適な受信が確保される。

これらの新しいポートフォリオにより、自動車メーカーとティア1サプライヤーは、自動車分野の厳格な品質基準に適合しながら、あらゆる市場セグメント、コスト・レベル、性能レベル、そしてデジタル・ラジオ規格に対応できる。

OEMおよびアフター・マーケットのラジオ設計においても、新しいポートフォリオより、低価格の単一チューナーAM/FMラジオから複数のチューナーとアンテナを搭載した高性能のシステムまで多様な設計が可能となる。また、カー・ラジオ・サプライヤーは、共通のソフトウェアAPIを使用して研究開発の成果を複数の製品ラインに適用できるという。