転職情報サイト「マイナビ転職」(マイナビ運営)は8月8日、「2017年夏の賞与に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2017年7月14~20日、調査対象は2017年夏に賞与が支給された転職意向のある正社員(25歳・30歳・35歳)、有効回答は480人。

夏ボーナスは「30万円台」が最多

2017年夏の賞与金額は、平均値が前年比4万円増の51万円、中央値が同4万円増の36万円。金額別にみると、前年同様「30万円台」が18.3%(前年17.5%)と最も多く、次いで「20万円台」が17.9%(同15.2%)、「40万円台」が16.5%(同13.8%)と続いた。

この夏(2017年)の賞与額 ※額面

前年からの増減を聞くと、「前年より増加」が36.4%、「前年より減少」が11.6%と、前年より高い金額を支給された人が多かった。業界別にみた場合、前年より増加したとの回答は「流通・小売・フード」(41.7%)と「不動産・建設・設備」(41.7%)で多かった。

賞与の使い道は、前年に続き「預貯金」が59.2%でトップ。以下、「旅行・外食・娯楽」が34.8%、「生活費の補填」が25.2%と続いた。世帯形態別にみると、『子あり世帯』では「生活費の補填」(29.8%)や「ローン返済・保険全般の支払」(22.0%)の項目が他の形態より高かった。

賞与の何割を預貯金に充てているかとの問いに対しては、76.4%が「5割以上」と回答。属性別では、『30万円未満』と『単身世帯』は「10割(全額)」と答えた割合が多かった。

今回初めて「お金」と「時間」に対する価値観を質問したところ、「お金の方が大事(どちらかといえば含む)」が半数以上の53.1%を占め、「時間の方が大事(どちらかといえば含む)」の46.9%を上回った。