山口県を活性化する目的で設立されたトルビは8月9日、山口県下関市内の観光の更なる活性化および公共交通網の補完として、電動アシスト自転車のレンタル「shimocle(しもくる)」を開始した。

気になるスポットへ電動アシスト自転車で自由に走る

同社はゲストハウス「ウズハウス」を運営しており、日々多くの利用者とコミュニケーションをとりながら、オススメのスポットなどを案内している。その中で同社は、下関市内には観光地やオススメのショップも多くあるものの、徒歩には遠すぎる距離であったり、電車では駅から目的地が遠かったり、バスは海外の方に抵抗があったりと、案内することにもどかしさを覚えていたいう。そこで今回、交通網を補完するツールとして自転車のレンタルを開始した。

今回そろえた自転車10台は全て電動アシストで、初期投資の大部分はクラウドファンディングにて集めた資金を元にしている。決められたルートではなく、下関の各地域に散らばる人気スポットやショップ、そしてそこに行き着くまでの道のりも含めて、一人ひとりならではの自由な楽しみ方を見つけてもらうことを目指している。

今回は、貸出および返却の場所が同一のレンタサイクルではあるものの、徐々に市内にサイクルポートを増やし、乗り捨て可能なコミュニティサイクル(シェアサイクル)として、利用者にとって便利な形態を構想。将来的には下関にある各スポットでレンタサイクルの基地をつくり、自由に自転車を乗り捨てできるような、まち全体のネットワークを作ることを目標としている。

利用時間は9:00~22:00で、1時間200円(4時間以上800円)。利用方法はネット予約・電話予約もしくは現地にて直接受付となる。貸出場所はウズハウス(山口県下関市阿弥陀寺町7-8)。電動アシスト自転車はグリッターとパナソニックを10台用意している。