夏休み本番、これからお盆を迎えるに当たって、レジャー費も増える頃です。レジャー費といっても、交通費や入場券や施設利用料、食事代など様々なコストがかかってきます。そこで今回は、夏レジャーをお得に楽しむ方法をお伝えします。

年間パス、クーポンなどで夏をお得に楽しむ

交通費をお得にする

交通費は、車と電車どちらがお得なのか、また車の場合はレンタカーかカーシェアリングの長時間プランが安いのか、じゃらんnetや楽天トラベルといった旅行サイトのレンタカープランを経由した方が安いのか比較しましょう。

こうしたサイトではクーポンを配布しているので、予定が決まったら早めにクーポンなどをチェックして予約をするのもおすすめです。決済時はそのサイトのポイントが利用できるので、出費を減らすことも可能です。

電車を利用する場合は、「青春18きっぷ」や周遊特典がついたお得な切符を探してみてはいかがでしょうか。「青春18きっぷ」は5枚つづりで1万1,850円(大人・子供同額)で、日本全国のJRの普通・快速列車の普通車自由席などに自由に乗り降りできる切符です。1人で5回分使ってもいいですし、複数人で分けることもできます。春季、夏季、冬季に期間限定で発売されています。今年の夏季用発売期間は2017年7月1日~8月31日、利用期間は7月20日~9月10日です。

食費をお得にする

食費に関しても、できるだけ手作りを……とはいうものの、せっかく観光地を訪れたのに、名産を食べずに帰るのはもったいないですよね。お得に楽しむなら、外食の際は立ち寄りたいお店にクーポンがないかグルメサイトでチェックすることを忘れずに。

お店によってはクーポンページをプリントアウトしなければダメというところもあるので、気になるお店のクーポンは事前に出力しておきましょう。また、LINEやFacebookのお友達登録や、所定のアプリをインストールしたらその場で割り引きになることもあるので、入店時はレジ横やテーブルをチェックすると良いでしょう。

入場料や施設利用料をお得にする

入場券や施設利用料も、家族の人数分必要ですからなかなかの出費です。こちらも事前にクーポンを施設の公式サイトなどからプリントアウトするだけではなく、LINE、Facebookのお友達登録や所定のアプリをインストールで安くなる方法があれば、事前にしておくと良いでしょう。メルマガの登録で割り引きチケットの情報が流れてくることもあるのでおすすめです。学生の場合は学割が利くこともあるので、学生証を忘れずに携帯しましょう。

施設によっては、チケットをコンビニなどで事前購入したり、QRコードをかざして入場するeチケットを購入した場合、割り引きになることもあります。例えば、JTBのWEBサイト「現地観光プラン・レジャーチケット・定期観光バス」では、お得なチケットを購入することができます。

チケットを申し込んで、コンビニに設置されている端末で発券することで割り引き価格で購入できるほか、レジャー施設によっては「JTB電子チケット」が利用できるところもあります。JTB電子チケットは、入場ゲートでスマホのチケット画面を見せるだけで入場することができるサービスです。例えば「としまえん」の電子チケットの場合、電子チケットを購入するとプール入場券(入園+プール入場/利用期間2017年7月15日~9月3日まで)が中学生以上の大人で4,000円→3,700円、身長110cm以上の子供Aで3,000円→2,700円と、300円お得です。

また、クレジットカードをチケット販売窓口で提示するだけで割引になるものもあります。例えばセゾンカードなら、サンシャイン水族館が高校生以上の大人で2,200円→1,800円、小中学生で1,200円→1,000円、4歳以上幼児で700円→560円になります。

年間パスでお得にする

年間パスポートも見逃せません。中には2回行くだけで元が取れる場合もあるんです。例えば上野動物園。高校生以下の一般入園料は600円ですが、年間パスポートなら2,400円と4回行けば元が取れます。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはユニバーサル年間パスが12歳以上の一般で2万2,800円です。1日券の1デイ・スタジオ・パスは一般7,600円なので、3回で元がとれます。夏休み中、リピートするなら年パスがお得でしょう。

年間パスポートの料金

他にも金券ショップで期限間近の入場券を購入する方法などもありますので、この夏をお得に楽しみましょう。

執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。