モバイルファーストで重要なポジションを占めるアプリの存在。スマートフォンやタブレットをはじめ、いつでも手元にあるモバイル機器で動作するアプリは、ユーザーにとって常に携帯できる便利なツールであり娯楽でもある。しかし、再起動を頻繁に要求されたり、妙に動作が重いとなると落胆してしまう。

各ストアには無料/有料のアプリが我こそはと並びを競っているが、Google Playに並ぶアプリの"質"を優先するようアルゴリズムを変更したことを現地時間3日、開発者向け公式ブログAndroid Developers Blogで発表している。

Google Play Product ManagerのAndrew Ahn氏は、Google Playに並ぶアプリのうち星一つの低評価のアプリの大半はレビューで不安定な動作に言及されていることを把握しており、これら質の改善を行うことはレーティングを上げ最終的にマネタイズの改善ももたらすと、Google Playでの検索アルゴリズムに"クオリティ"を反映させたとことを述べている。例えば、同等のアプリであれば、クラッシュが少ない方がGoogle Play内での検索や表示で優遇されるようだ。

デベロッパーは、パフォーマンス問題を調べるAndroid vitalsやデバイスでの動作をエミュレートするpre-launch reportなどでキーとなる問題を見つけ、改善することを薦めている。言語学習アプリのBussuが、パフォーマンスの向上で4.1から4.5へと星をアップした事例(動画/英文)を紹介している。