IoTとAIを活用して飲食店等の空席情報配信サービスを行うバカンは8月3日、相鉄アーバンクリエイツと髙島屋の2社と共同で、横浜市西区の相鉄ジョイナスおよび髙島屋横浜店において、商業施設内に点在する複数のレストランやカフェの空き状況が一目でわかるデジタルサイネージを設置し、来店者の店舗への送客状況や利用者の満足度を計測する実証実験を8月9日~10月2日まで実施すると発表した。

実証実験イメージ

このサービスでは、センサーやカメラを用いた画像解析と管理者の手入力により、それぞれの店舗の空席や行列の状況をクラウドで一括管理し、デジタルサイネージへの表示やクーポンの発行を行うことができる。

このたびの実証実験では、デジタルサイネージを髙島屋横浜店1階入り口や相鉄ジョイナスの地下1階三角広場など合計4箇所に設置し、座席利用率の前後比較、アンケート調査等で効果測定を行う。

これにより、来店者数の増加、満足度の向上などの効果を見込んでおり、事前に設定した目標達成後に本格的な実用化段階に入る予定だ。