日本ユニシスは8月1日、マネーツリーと、資産形成サービス分野での協業について合意した。これにより、2017年秋に日本ユニシスからサービス提供開始予定の個人資産管理サービス「Fortune Pocket(フォーチュンポケット)」にマネーツリーの「MT LINK(エムティーリンク)」を採用し、資産情報の可視化を容易にするほか、個人および法人への同サービス提供についても協力していく予定だという。なお、今後もさらなる協業を検討していく方針だ。

協業の概要

MT LINKは、金融機関などから各種明細データを自動的に取得できる金融インフラサービス。同サービスの採用により、Fortune Pocket利用者は資産情報を可視化できるようになるという。

Fortune Pocketでは、将来に向けた計画的な資産管理・資産形成を実現するため、銀行口座、クレジットカード、電子マネー、マイル・ポイントカード、証券口座といった情報に加え、住宅ローン、加入保険、確定拠出年金などの情報も取り込み、バランスシート形式による一元的な管理を実現する予定だ。

両社は「相互補完性のある個人向け資産形成サービス」として、将来に向けた資産形成を支援するFortune Pocketと日々のお金の管理を支援する「Moneytree」を、それぞれの利用者へ相互にサービス提供するとともに、利用者の拡大において協力していく。

また、資産形成に関わるビジネスを展開する事業者との提携・連携においても協力していく予定。日本ユニシスでは、6月に発表したFortune Pockeに関して、国内の金融機関および大手企業をはじめとした顧客から、サービスの法人利用や、導入・提携・連携などさまざまな視点での問合せを受けているという。

同社は今後も、資産形成に関連する各種サービス提供者とビジネスエコシステムを形成し、Fortune Pocketを軸にライフプランの実現を支援するトータルサービスを提供していく。