データマーケティングサービスを展開するプレイドと、デジタルビジネスを専門とする野村総合研究所(NRI)グループのNRIデジタルは7月27日に、両社提携により、ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」を活用して、金融機関を中心とした企業のデジタルマーケティング支援を強化していくことを発表した。

「KARTE」はサイトへ来訪したユーザーの特徴や行動をリアルタイムに解析して可視化し、個々のユーザーに合わせたコミュニケーションを実現するサービス。メールやLINE、SMSやブラウザ通知など、サイト外にいるユーザーへのアクションも可能だ。

今回の提携により、顧客企業は自社のサイトに来訪しているユーザーをリアルタイムに解析し、一人ひとりに最適化されたコミュニケーションを行うことができるようになる。ペルソナでなく実際のユーザーを見て、個々人に合わせた提案が可能になるので、実際の店舗や窓口で人が対面式で行うような「ウェブ接客」を実現できるという。

今後は、金融領域の顧客企業を皮切りに導入を進め、NRIデジタルの強みである通信・不動産・流通・小売や消費財メーカーについても、拡大していく予定としている。