国土交通省は8月1日より、マンホールカード第5弾の配布を開始する。今回は青森県、熊本県、大分県内で初めて発行されるなど、28都道府県50地方公共団体で新たに52種類(過去最多)の配布を開始。発行累計で191地方公共団体222種類、発行枚数は90万枚となる。

マンホールカードの例(青森県青森市)

この取り組みは、地方公共団体と連携し、マンホールの魅力を通じて下水道の役割等について情報発信するとともに、観光振興にもつなげていくというもの。マンホールカードは、GKP(下水道広報プラットホーム)が企画・監修するマンホール蓋のコレクションアイテムであり、マンホール蓋を管理する都道府県や市町村とGKPが共同で作成したものとなる。

GKPは下水道の真の価値を伝えるとともに、これからの下水道を皆で考えていく全国ネットワークの構築と情報交流・連携を目指して、2012年度に立ち上がった組織であり、国土交通省もGKPの一員として活動を行っている。事務局は日本下水道協会となる。

各地方公共団体では観光とも連携した広報活動を実施しており、国土交通省としてもこれらの地方公共団体と連携し、マンホールの魅力を通じて下水道の役割等について情報発信するとともに、観光振興にもつなげていくとしている。

マンホールカードの配布場所は、GKPのホームページで紹介している。カードごとに指定された場所に足を運ぶと、ひとり1枚を原則に、無料で受け取ることができる。なお、8月1~4日に東京ビッグサイトにて開催される国内最大の下水道技術の展示会「下水道展'17 東京」では、東京都等が特別にカードの配布を予定している。