ニチコンは7月25日(米国時間)、Qualcommと電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)向けワイヤレス給電に関わるライセンス契約を締結したと発表した。

同契約は、一般的なガソリン車ではできなかった自動給電(給油)オペレーションの実現に向けて締結されたもので、これにより給電時の入出庫のたびに行われる充電コネクタの接続・取り外しの手間軽減につながることが期待されるという。

同社はQualcommのワイヤレス充電技術「Qualcomm Halo」や異物検知など、システム全体を制御する通信技術と、自社で培ってきた充電技術を活用して、今後、個人向けのみならず公共用充電施設向けワイヤレス充電システムを商品化を図っていくとしている。

第9回オートモーティブワールドのQualcommブースにて撮影した「Qualcomm Halo」のデモの様子 (編集部撮影)