キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は7月25日、輸出入許可通知管理システムの新バージョン「Ver.1.02-02」を同月下旬より販売開始すると発表した。10月から運用開始される第6次NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System:輸出入における税関そのほかの関係行政機関への手続などをオンラインで処理するシステム)に対応する機能を追加し、輸出入許可通知情報の一元管理が実現するという。価格は税別で300万円~。

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輸出入許可通知管理システムは、NACCSから提供される輸出入許可等通知情報を取り込み、データおよび帳票を蓄積管理するシステム。輸出入許可など通知情報の検索・一覧表示およびPDF形式、CSV形式での出力を可能とし、基幹システムとの連携も容易に行うことができるという。取引実績の分析や、関税計算、統計情報の作成、事後調査対応などさまざまな場面で活用することを可能としている。

10月から運用開始される第6次NACCSでは、多数の出力情報コードや帳票フォーマットが変更となっており、NACCSを利用している顧客はシステム改修が必要となるという。新バージョンは、第6次NACCSの変更に対応しているため顧客が独自にシステムを構築するのと比較し、修正作業や検証作業を軽減することが可能。

また、同社の貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Trade」と連携することにより、NACCSからリアルタイムで取得した輸出入許可等通知情報の管理を行うこともできるという。なお、新バージョンは第5次NACCSおよび第5次NACCSの輸出入許可等通知情報にも対応している。