ニールセン デジタルは7月19日、消費者のオンラインショッピングの利用動向レポートを発表した。同調査によると、インターネット利用者のうち8割を超える人々がオンラインショッピングサイトで購入経験があるという。

今回の調査は、6月に発売した「Nielsen Online Shopping Report 2017(ニールセン・オンラインショッピングレポート 2017)」をもとにオンラインショッピングサイトの利用状況を分析したもの。調査時期は2017年6月、有効回答は18歳以上の個人6,519人。

定期購入する理由は「安さ」

インターネット利用者のうち、オンラインショッピングサイトで購入経験がある人は83%。商品カテゴリー別にみると、消費財の購入経験率は73%だったのに対し、耐久財は80%に上った。またオンラインの購入頻度は「1カ月に1回以上」が60%を占めた。

オンラインショッピングの利用率と利用頻度(出典:ニールセン デジタルWebサイト)

オンラインと実店舗の購入頻度を比べると、消費財は「実店舗で購入する頻度が高い」と答えた割合が55%、「オンライン」が31%。耐久財は「オンライン」が46%、「実店舗」が36%となった。

オンラインで定期的に購入している理由は、消費財、耐久財ともに「実店舗よりも安く購入できるから」(消費財34%、耐久財38%)がトップ。2位以下は、消費財では「重い物やかさばるものを持って帰らなくて良いから」(27%)、耐久財では「実店舗よりも品揃えが良いから」(25%)などが上位に入り、カテゴリーにより違いがみられた。

オンラインショッピングの配送に対する意識をみると、「一定金額以上購入すると、送料が無料になる」と「早く届かなくても良いので、送料が無料になる」が同率の72%でトップ。次は「同じタイミングで購入した複数の商品をまとめて配送してくれる」で52%となった。