オン・セミコンダクターとPowerSphyrは、民生向け電子機器と急拡大するIoT分野向けのワイヤレス・パワーソリューションを、開発・販売することに合意したと発表した。

これにより、オン・セミコンダクターの電力管理コンポーネントと、PowerSphyrの近接場と遠距離場のワイヤレス充電を備えたワイヤレス電力伝送(WPT)技術を統合して、電子機器メーカー向けに新しいタイプの半導体チップセットを製造する。PowerSphyrは、将来の技術を長期的にオン・セミコンダクターと共有し、さらなる半導体の集積化を目指すとしている。

また、主要なワイヤレス・パワー規格と相互運用性のある、世界共通の互換性を有するワイヤレス充電ソリューションを開発することで、ケーブルやコネクタなしで電子機器の充電を実現可能となる予定だという。また、PowerSphyrの技術を採用した各電子機器には、オン・セミコンダクターの世界中の営業および技術サポートチームのサポートを通じて、新しいASIC(特定用途向け集積回路)をベースとするシステムが組み込まれるとのことだ。