ユニアデックスは7月18日、「ユニアデックス LINE WORKS Active Directory(以下 AD)連携サービス」を販売開始した。新サービスは、ワークスモバイル製の「LINE WORKS」と日本マイクロソフト製のActive Directoryを連携し、ユーザーID管理を一元化するものだという。

新サービスでは、企業内のADユーザーの属性情報をLINE WORKSのユーザーIDと同期して1つのIDで円滑にLINE WORKSのアクセスを可能としている。管理者は、双方のIDとPWを一元管理できるため、ユーザーIDの更新・追加・削除などに要する作業負荷を軽減できるという。

また、企業内のADシステムは企業ごとのセキュリティポリシーや、利用環境の制限によりオンプレミスで利用・運用されているケースも多いため、新サービスでは、クラウドサービス版(SSO)AD連携サービスとオンプレミス版ADサービスの2つの形態で提供する。

SSOAD連携サービスは、ユーザー環境で利用中の社内ADまたはAzure ADで管理しているユーザー情報と組織情報をLINE WORKSに自動連携するSaaS型のサービス。一方、オンプレミス版ADサービスは、ユーザー環境で利用中の社内ADで管理しているユーザー情報、組織情報などを顧客ニーズに合わせてカスタマイズし、LINE WORKSとの自動連携システムを顧客環境内に構築・利用・運用し、AD情報をクラウド上に置きたくないユーザー向けAD連携サービスとなる。

クラウドサービス版(SSO)AD連携サービスの概要

クラウドサービス版、オンプレミス版ともにLINE WORKSユーザーは、社内で使用しているユーザーID(メールアドレスなど)とPWがLINE WORKSのログインID・パスワードとして使用可能になる。

オンプレミス版ADサービスの概要

また、AD上で行った組織変更や人事異動の情報もLINE WORKSに自動的に連携されるため、人事異動や組織改変に伴うシステム管理者や「LINE WORKS」利用ユーザーの負荷を軽減するとしている。

価格は、いずれも税別でAD連携ライセンス(クラウド版)が1万ユーザーの場合、100万円/月額、AD連携ライセンス(オンプレミス版)が1万ユーザーの場合、120万円/月額、AD連携構築費用(オンプレミス版)が70万円~。