コンテンツに関わる人の愛の深さ

――お二人が演じるキャラクターといえば、先日、ゲーム内でデュエット曲「学び舎の空に」を発表されたのが記憶に新しいです。この曲は立花さん、また理事長にとって初となる『エビスト』の曲でしたが、収録はいかがでしたか?

立花:いざ理事長が歌うとなるとどうすればいいのか、悩みましたね。今まで元気に頑張っている「ハニプラ」のメンバーを見てきたので、理事長はどう歌ったらいいのか……。迷いつつもまずは自分なりにロクサレーヌ感を意識してレコーディングしました。収録時にはその表現にメイちゃん、生徒たちにかける愛情をプラスしてください、というディレクションを受けたのが印象に残っています。

澤田:先に立花さんが収録されて、私はその後にレコーディングしたのですが、立花さんの歌はすごく包み込むような感じがしました。

立花:正直、最初はメイちゃんと理事長のデュエットって合うのかなとドキドキしていたのですが、実際は曲中で追いかける部分やハーモニーがすごく綺麗に重なって。

澤田:先生のみなさんにも「よかった」と言っていただけました。

――澤田さんは「ハニプラ」のメンバーと違い、理事長と歌うということで特別意識したことはございますか?

澤田:「ハニプラ」のメンバーと歌うときはポイント、ポイントで「可愛らしさ」を意識しているんですが、今回は合唱曲のようになっているということもあり、綺麗なハーモニーを奏でられるよう透明感を大事にしました。また、この曲は二人が他のメンバーたちを応援する曲でもあるので、メンバーが大好きだという気持ちも込めています。

――特別な想いがこもっている曲なのですね。楽曲だけでなく、ゲームでは二人が描かれたカードも登場しました。

立花:そうなんですよ。ストーリー上では生徒と関わってきましたが、カードになったことはなかったので嬉しかったです。しかもメイちゃんを抱きしめているシーン!

カードイラスト

澤田:私もキュンとしました! ジャケットも二人で写っているんですよ。風に吹かれていて、青春っぽいところがすごく好きです。

「学び舎の空に」のジャケット

――曲ともマッチしているジャケットですよね。もしかすると今回をきっかけに、理事長のカードや楽曲が増えるかもしれませんね。

立花:どうでしょう、増えるのかしら?

澤田;次はちょっとセクシーな曲を歌ってほしいですね。杏梨ちゃん(姫咲杏梨)と歌ってほしいです!

立花:確かに、セクシーな生徒と歌うのはありかも。

澤田:メイちゃんはセクシーさに欠けるので難しいと思いますが(笑)。

立花:でもセクシーとかけ離れた子がセクシーな曲を歌うのも見てみたい。ゆきなちゃん (星宮ゆきな)でもありかな。

――またこの二人でっていうのもいいかもしれませんね。

澤田:デュエットじゃなく、みんなでも歌いたいです!

立花:でも、ついていけるかしら……。

澤田:大丈夫です! 理事長なら!

――立花さんがライブで華麗なダンスを披露している姿が今から眼に浮かんできます。ちなみにお二人は『エビスト』の中でどの曲がお好きですか?

澤田:いい曲ばかりですが、特に好きなのは「Tiny Little Letter」と「BLUE MOON」です。「BLUEMOON」は私も参加している曲なのですが、「みんなで頑張っていこう」という想いが込められた歌詞がとてもいいんですよ。ライブの振り付けでは、メンバーと顔を合わせることが多く、歌詞・メロディーとも相まって感極まる曲です。先生方が振ってくださる青いペンライトもすごく綺麗。いつか、先生方と一緒に歌えたらいいな。

立花:素敵。

――2ndライブでも感極まりつつ歌う「ハニプラ」メンバーの姿が印象的でした。

澤田:あの時はサプライズで3rdライブの発表もあって、大泣きでした(笑)。でもそれくらいのものを与えてくれる曲だと思います。

――先生の中にも泣いていらっしゃる方がいました。あのライブはなんとも言えない、とても感動的なものでとても印象に残っています。

澤田:私たちの成長を見守ってくださる先生方には、本当に感謝の言葉しか出てきません。

――先生方はライブで「BLUE MOON」が再び披露されるのをきっと楽しみにしていると思います。続いて、立花さんはどの楽曲がお好きですか?

立花:選ぶのが難しい……でも「君はレモネード」が結構好きかも。譜面もすごく楽しくて。

澤田:ゲームもプレイしてくださっているんですね!

立花:もちろん。生徒たちの頑張りを見守らないとね。

澤田:私、立花さんがtwitterのホームを理事長にしていたことが本当に嬉しくて。当時はいつもそれを見てニヤニヤしていました。

立花:想い入れがあったから。というのも『エビスト』は本当にありがたいことに、理事長と私の誕生日を一緒にしてくださっているんですよ。

――『エビスト』は声優さんと演じるキャラクターの誕生日がみんな一緒ですよね。

立花:そうなんですよ。演じている子たちの誕生日には、デザイナーさんたちがイラストを描き下ろしてくださって。本当にすごい作品だなと思います。

――色々な方の愛が詰まった作品ですね。

澤田:演者もキャラクターのことが大好きで、愛をこめて歌ったり演じたりしています。新人声優が多いので、一から頑張らないといけない部分も多いですが、その分、愛は深いと思います!

立花:演じている声優さんはキャラクターとリンクしているところが多くて。理事長としてでなくても、作品自体も声優さんもどっちも応援したくなるんですよね。

――立花さんから見て澤田さんとメイちゃんはどの点がリンクしていますか?

立花:アンドロイドでしっかりしている……というところは真逆なんですけど。

澤田:わーーーー(笑)!!

立花:でも、フワッとした、天然な感じのところは似ていますね。

澤田:それ、褒められてます?

立花:褒めてる、褒めてる! 天然の部分がある子って、一緒にいると癒されるんですよね。彼女は今日ずっと笑っているんですよ、本当に。

澤田:緊張すると笑っちゃうんですよね(笑)。メイちゃんの分も笑ってます。

――なるほど、メイちゃんは普段笑わないですもんね。

澤田:そうなんですよ。なので、個人的には性格は全然違うかなと。でもライブ中のダンスでは「ハニプラ」としての可愛さも意識しつつ、アンドロイドのメイちゃんらしさが出るよう常に考えています。

――ダンスに加えて、2ndライブのコール&レスポンスはまさにメイちゃんそのものでした。

澤田:「ときめきビーム」ですよね。あれは、他のメンバーと比べて異質なコールなので、やるのに勇気が必要なんです。

立花:えっ、やって、やって!

澤田:今ですか!? 嫌ですよー(笑)。

立花:どんな感じ? ほらほら!

澤田: (立花の方を向いて)「ときめきビーム」。

立花:わぁぁーー! 素晴らしい! イベントがんばろ!!

――もしかして、次のイベントでは理事長のコール&レスポンスもあるかもしれませんよ。「ロクサレーヌビーム」が。

立花:「ロクサレーヌビーム」!?

澤田:セクシーなビームを期待しています。

立花:出せるかしら……大丈夫かなぁ。

――ビームは冗談だとしても、理事長のコール&レスポンスもいつか見たいですね。

立花:せっかくなので、あったら嬉しいです!