富士通は7月12日、さまざまな業界・業種のビジネスに携わってきた経験を基に開発してきたAPIをオープンに提供し、異業種のサービスやノウハウをつなげげたクロスインダストリービジネスのためのプラットフォーム実現に向けた取り組みを開始すると発表した。

今回の取り組みは、2016年に金融ソリューションを「Finplex」として体系化し、金融サービスで共通的に活用できるAPIを提供してきた実績を、金融以外の全業種に拡大させるもの。

第1弾として、2017年7月から9月の期間で、同社が開発した各種APIや公開されているAPIを活用できる「FUJITSU Cross Industry API Contest Supported by Finplex」と称したコンテストを開催し、業界・業種を越えたビジネスアイデアを広く募集するとともに、優れたアイデアを事業化につなげていくことを検討する。

同コンテストは、同社がこれまで推進してきたFintech企業と金融機関の顧客にビジネスマッチングの機会を提供するコンソーシアム「Financial Innovation For Japan」や、ベンチャー企業と同社事業部門との連携を強化するプログラム「MetaArcベンチャープログラム」と協調した取り組みとなる。