セキュアブレインは、米Outlier Security提供のマルウェア感染監査ツール「Outlier」(アウトライア)の国内での販売を開始した。

Outlierは、クラウド/オンプレミス環境に対応する企業向けのフォレンジックツールで、Active Directoryでのドメイン管理下ではWindowsエンドポイントにエージェントレスでネットワークを精査、攻撃の検知・追跡を行える。

管理コンソールでの解析結果例(同社資料より)

相互に関連するプロセス、ファイル、通信情報を探索してインシデントを調査(同社資料より)

非常駐型であるために導入前の検証が短期間で可能で、機械学習や複数の商用アンチウイルスを組み合わせた解析をOutlier Securityのクラウドで自動実施。解析結果の可視化や管理コンソール、レポートの日本語対応も行われている。

同社では、近年のサイバー攻撃が巧妙化するなか、マルウェアの侵入を前提とした対策が必要であることを述べている。また、解析作業が自動化されるため、社内のセキュリティ担当者の負担軽減にも寄与できるとしている。なお、価格は50ユーザーあたりの年間ライセンスが税別で400,000円となる。