3DMark v2.3.3732(グラフ9~12)

FutureMark
http://www.futuremark.com/benchmarks/3dmark

ここからは3D系ということで、まずは定番3DMarkの結果を。グラフ9がOverallでの結果で、予想はしていたがどんぐりの背比べという感じである。これはGraphics Testの結果(グラフ10)を見れは明らかで、同じGPUを使ってテストしているから、DirectX 11ベースのテストだとこの差はわずかでしかない(とはいえ、IceStorm Extreme/UnlimitedでなぜかCore i9-7900Xのスコアだけが突出しているのはやや不思議だが)。

したがって性能差が出るとなると、PhysicsとCPU Test(これはTimeSpyのみ)の結果(グラフ11)となる。ここでの性能差は比較的CPUの性能差に近い(ただIceStormでのCore i9-7900Xの突出振りは相変わらずちょっと謎である)。

Combined Test(グラフ12)の結果も、比較的CPU性能が反映されている気がするが、描画負荷が高いFire Strike Extreme/UltraだとGPUの側がボトルネックになってしまっており、あまりCPUと関係がなくなりつつある感じだ。

SID MEIER'S CIVILIZATION VI(グラフ13~16)

2K
https://civilization.com/ja-JP

こちらも今回追加のベンチマーク。Civilization VIはSteamで配信されているが、当初はDirectX 11版でのリリースだった。ところが2016年11月リリースのアップデートでDirectX 12に対応した(Photo28)。今回はこの環境でのテストを行った。

Photo28:Steam経由だと、最初にこれが出てくるので下を選ぶ

ベンチマーク方法だが、まずGame Option→Graphics(Photo29)で、

  • Resolution:それぞれの解像度にあわせる
  • UI Upscaling:100%固定
  • Window Mode:Full Screen
  • Anti-Aliasing:MSAA 8X
  • Performance Impact:スライダーを一番右に
  • Memory Impact:スライダーを一番右に

と設定する。

Photo29:試した限りはUI Scalingはほとんど性能に影響なかったが、一応比較のために100%に設定しなおすことにした

この段階でAdvanced Optionを見ると、すべての描画オプションが最大、VSYNCはOffになっているはずだ。これでConfirmを押してメインメニューに戻ったら、そこからBenchmarkを選び、Graphics BenchmarkとAI Benchmarkをそれぞれ1つの解像度あたり3回ずつ実行する。

結果はドキュメントフォルダーの下のMy Games\Sid Meier's Civilization VIの下にcsvファイルとして保存される(ファイル名は自動で付く)ので、これをまとめる形だ。

さてそのベンチマーク、Graphics Benchmark(Photo30)はAmerican Empireシナリオ(Photo31)で一定時間プレイをし、その際の表示フレームレートを測定する(Photo32)。一方AI Benchmark(Photo33)を選ぶとJapan Empireシナリオ(Photo34)では5ターンをAIで実施し、その際のAIの思考時間を測定するものとなっている(Photo35)。

Photo30:上を選ぶとGraphics Benchmark

Photo31:ルーズベルトってこんな太ってましたっけ?

Photo32:グラフで出てくるのはフレームレート(というか、フレーム時間)分布

Photo33:下を選ぶとAI Benchmark

Photo34:一部では人気があるらしい北条時宗先生

Photo35:結果は平均所要時間(秒)が示されるが、こちらもターン毎の思考時間がCSVで記録される

ということで前置きが長くなったがベンチマーク結果。まずAI Benchmarkの結果がグラフ13である。このグラフのみ、「棒が長いほど遅い」ことに留意されたい。

こちらは純粋にCPUの演算性能が効いてくるが、Multi-Threadに対応とは言いつつも、フルに動かない(Photo36)のはグラフィックの表示待ちがそれなりにあるためと思われる。

Photo36:5ターン目に入った辺りの状況。遊んでいるコアは少なくない

それもあってか、コア数と性能があまり連動していない(Core i7-7820XとCore i9-7900Xがほぼ同じ所要時間)のではあるが、Core i7-6950XやRyzen 7 1800Xに比べると平均してターン辺り2秒ほど高速(18.8秒:Core i7-6950Xは20.2秒、Ryzen 7 1800Xは20.8秒)だから1割ほど高速化されているのはなかなか興味深い。

一方Graphics Benchmarkは逆のパターンとなった。もともとこのベンチマーク、CPU負荷が高いとは言われていたが、それを如実に示す結果で、解像度に関わらず平均フレームレート(グラフ14)や最大フレームレート(グラフ15)がほぼ一定で、しかも性能が

Core i7-6950X > Ryzen 7 1800X > Core i9-7900X > Core i7-7820X

という順序になっているのは非常に面白い。最小フレームレート(グラフ16)は暴れているが、これはよくある傾向という気がする。