Microsoftは6日(現地時間)、自社のパブリッククラウドであるMicrosoft Azure上で稼働中のリソースに影響を与えているサービスと、問題の開始時期や影響を受ける地域などを素早く確認できるAzure Service Healthをプレビュー版としてローンチしたことを公式ブログで発表した。

Azure Service Healthの実行例。この例では米国西部で問題が発生している

上図では米国西部リージョンで問題が発生しており、障害発生に関する日時や最新のアップデート、Azureポータルにアクセスできない利用者と情報共有を行うためのPDFファイルが用意されている。障害の発行情報は「Summary(要約)」「Potential impact(潜在的影響)」「Issue updates(最新情報)」と3つのタブを用意し、Potential impactでは影響を受ける可能性があるリソースリストの確認が可能だ。また、イベントが発生した際にアラートも発行できる。

<Potential impact>タブでは影響を受けるリソースが確認できる

これまでMicrosoft Azureは自社Webサイトでリソースやサービスの状態を示していたが、Azure Service Healthが加わることで、さらにパブリッククラウド上で処理が完結する。Microsoftは今後利用者からのフィードバックを踏まえて改良し、一般提供を目指すと思われる。

情報はAzureポータルにピン留めできる

阿久津良和(Cactus)