東日本電信電話(以下、NTT東日本)は7月3日、独自に制作・収集した文化観光分野の対訳コーパスや頻出フレーズ・単語を大量に機械学習させることで、同分野における翻訳精度を向上させたAI翻訳サービス「ひかりクラウドcototoba」の提供を開始する。

AI翻訳サービス「ひかりクラウドcototoba」イメージ

同サービスでは、デジタルコンテンツ制作のサービスを有しているパートナー企業に対し翻訳機能をAPI提供。パートナー企業は、デジタルコンテンツと多言語翻訳をセットで提供することで、文化観光施設などのエンドユーザーに対しワンストップで多言語ソリューションを展開することが可能となる。

また、特有の言い回しや固有名詞をエンドユーザーがあらかじめ登録できる翻訳メモリ機能により、翻訳結果のゆらぎを抑えることができる。

対応言語は、テキスト翻訳が日本語から英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・フランス語・スペイン語の6言語、翻訳メモリ機能が日本語から英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語の4言語となる。

なお、同サービスの導入は、凸版印刷が提供する観光事業者向け翻訳サービス「ジャパリンガル」が第一弾とのことだ。