近畿大学経済学部 准教授 新井圭太氏と大阪大学大学院情報科学研究科 山口弘純准教授は6月29日、兵庫県豊岡市および全但タクシーと産官学連携し、城崎右岸地域において専用端末を用いた簡易乗降車予約システムの導入に向けた実証実験を10月から1年間実施することを発表した。

それに伴い両者は、セミデマンド交通システムを開発。セミデマンドとは、乗り合い率を増やして効率的に運行を管理できるシステムとなる。

同システムを利用し、近畿大学と大阪大学、兵庫県豊岡市と全但タクシーが連携し、高齢者も多く暮らす城崎右岸地域を対象に、簡易乗降車予約システムの導入に向けた実証実験を行う予定。

この実証実験は、住民の方がより外出しやすい快適な生活環境の提供を目的に、公共交通空白地域における交通手段の改善と、地域の活性化につなげていきたい考えだ。

「セミデマンド交通システム」イメージ