利用イメージ

モバイルコンテンツ事業を展開するエムティーアイとそのグループ会社のAutomagiは6月26日、人工知能(AI)技術を活用した領収書読み取りアプリ「FEEDER(フィーダー)」を共同開発し、エムティーアイグループの7社で利用開始すると発表した。手続きが煩雑なため多くの時間がかかる経費精算業務の効率化を目指す。

同アプリはAIを活用した画像認識や機械学習機能により、領収書の画像から経費精算のデータを自動で生成。領収書をテキストデータとして読み込み、記述内容の総合判断を行うため、日付や金額などの項目設定が不要で、書式の異なる領収書でも識別することができる。また、処理している領収書がどの勘定科目に該当するかもAIによって判定可能だ。

画像による識字率は1文字単位で約99%、データ項目単位(複数の文字)の認識でも約90%で読み取ることができる。エムティーアイの試験導入では、経費精算処理にかかる時間を50%程度まで削減することができたという。