iOS 11で開発者にとって大きな変化の1つとして挙げられるのが、App Storeの全面改装だ。これまでのApp Storeは、アプリをダウンロードするためにアクセスする場に違いなかったが、どちらかというとアプリの情報は外部から得て、そのアプリを検索する方が便利なようにできていた。今回のApp Storeの改装は、App Storeでアプリを発見してもらう体験を増やしていこうという狙いがある。その狙いは米国において、そして日本を含む各国において、上手くいくのだろうか。

App Storeの全面改装がアナウンスされた

GoogleがAndroid向けアプリストア「Google Play Store」は、App Store以上に編集が施され、アプリの魅力を伝える工夫が行われている。

例えば、世界で人気のゲーム「モンスト」は、アプリ紹介ページのデザインやテイストにまで、国別の編集が加えられているのだ。日本では、画面キャプチャに文字を乗せて、どのように遊ぶのかをわかりやすく紹介してきたが、米国では、モンストのキャラクターで、映画の予告編さながらの実写ムービーを添えて、よりクールなイメージを付与してゲームの世界観を盛り上げようという工夫がなされている。

アプリのアナリティクスや課金モデルの多様性など、Google PlayがApp Storeよりも秀でている部分はたくさんあり、Googleもアプリ開発者との連携を密にした取り組みで成功してきた。

App Storeが現状、ユーザーベースの少なさにもかかわらず、 Google Playよりも売上面で劣ることはない。しかし、AppleとしてもApp Storeで販売されているアプリを、より魅力的に見せる必要があったし、アプリごとに異なる形での紹介ができるようになればという開発者側からのニーズにも応える必要があったと考えられ、この展開は、なるべくしてと言えるのかもしれない。