楽天とLIFULLは6月22日、両社が共同出資するRAKUTEN LIFULL STAY PTE. LTD.(出資比率:楽天51%、LIFULL49%)の完全子会社として、「楽天LIFULL STAY株式会社(以下、楽天LIFULL STAY)を設立したことを発表した。

両社は今後、楽天LIFULL STAYを通じて国内における民泊事業に参入する。

新会社は、成立した住宅宿泊事業法(以下、民泊新法)に基づき、住宅宿泊仲介業者として観光庁長官の登録を受けた上で、民泊施設を提供したい人と利用したい人をインターネットを通じて結び付ける新たなプラットフォームの構築を目指す。

提供予定の宿泊仲介サービス(仮称:Vacation Stay)では、空き家や空き部屋といった遊休資産の所有者には資産活用の新たな機会を、消費者(旅行者)には宿泊施設の幅広い選択肢をそれぞれ提供していく。

また、楽天が保有する顧客基盤とLIFULLの不動産領域に関する経営資源や知見を活用し、民泊市場においてシェアリングエコノミー・サービスの展開を図っていきたい考えだ。

さらに、民泊施設を提供したい個人および法人向けに、より気軽に遊休資産を活用していただけるよう、施設の準備から運用に至るまでを包括的に支援するサービスの提供も予定。

今後、運用負担を軽減する外部パートナーとも連携した代行サービスを拡充していくことで、民泊物件の拡大を目指すとともに、利用者がより安心・安全にサービスを利用できる環境を整えていくという。