トピー工業とWheels India Limited(以下、WIL)は、インドにおいて合弁会社を設立し、乗用車用スチールホイールの製造・販売事業を行うと発表した。WILは、乗用車用スチールホイール事業を分離し、新会社「WIL Car Wheels Limited」を9月に設立予定。トピー工業が株式を26%取得する。

近年、世界の自動車生産の拡大と競争の熾烈化により、自動車メーカーによる共通設計のホイールを供給できるグローバルサプライヤーへの要求が高まっている。これに対応し、トピー工業は日本、中国、米国およびメキシコに生産拠点を展開するとともに、海外の乗用車用スチールホイールメーカーとの提携によって、グローバル供給体制の構築を図ってきた。

本合弁事業により、WILとの従来の技術提携をさらに深め、インドでの共通設計のホイールが供給可能になるという。これによって、中長期的に自動車生産の拡大が見込まれるインド市場において、トピー工業グループのグローバルサプライヤーとして経済的存在感を高めることを目指すという。