岡安: 新しいシステムは、初心者やあまり育成に力を入れていない人もジムバトルを楽しめるようになっていますね。で、最大にやる気が落ちた時に負けると、ジムから追い出されてしまうようです。

藤谷: なるほどー。あ、以前の状態ならトレーニングで名声を回復させられましたけど、そういう救済措置はないんですかね。

岡安: 同じチームの人が「木の実」を与えると、ポケモンのやる気が回復するようです。Ingressで言うリチャージみたいなもんですね。

藤谷: みんながみんな、Ingressを知っているような前提で話をするっていうのは、Ingressプレイヤーの悪いところだと思いますよ。

配置されたポケモンに木の実を与えると、やる気が回復します。木の実は同じチームであれば、誰でも与えることができ、その人の実績になります

岡安: なんか、すごく怒られているんですが。まあ、それでもIngressで例えさせていただくと、Ingressの場合はそのポータルのポータルキーを持っていれば、遠くからでもリチャージできる「遠隔リチャージ」ができたんですけど、ポケモンGOのジムのやる気回復は、その場に行かないとできないようです。

藤谷: どのみち、ジムバトルは面倒だとか、かわいいポケモンを戦わせたくないって人も、同じチームのジムに木の実を与えることで、ジムに関われるようになりますね。

岡安: それはそうですね。いろいろな関わり方ができると思います。先程の長期間設置したポケモンに関してですが、問題がひとつありまして、それは報酬ですね。

藤谷: ジムにポケモンを配置したときの報酬も変わるんですか。

岡安: ジムで貰える報酬は、ポケモンがジムから帰還した時に一緒に貰えるように変更されています。報酬内容もジムに居た時間、バトルでの貢献度などにより変化するとのことです。

ポケモンGOに詳しくない人のための解説
これまでは、仲間チームのジムにポケモンを配置し、ジムの防衛に成功すると、一日に一回報酬がもらえました。報酬は、ジム1つにつきポケコイン10枚、ほしのすな500個です

藤谷: だったら、例えば離島のジムに置きっぱなしのポケモンは帰ってこないから、何十日置いておこうがが報酬が貰えないわけですね。

岡安: 報酬だけのことを考えれば、適当な期間で帰還してもらった方が良いですね。

藤谷: たとえば、これまでは動きがほとんどない地方のジム10カ所にポケモンを配置していれば、毎日100コインが簡単に手に入ったけど、そういうことができなくなるんですね。

ジムバトル自体の画面はほとんど変更されていませんが、対決前の画面はこのようになっています。より対決感が出ています

岡安: そうですね。できるだけ新陳代謝を良くしたかったんでしょうね。あと、やる気はポケモンによって減少度が違い、強いポケモンほどやる気が下がりやすいようです。つまり、維持するには餌代がかかるってことですね。

藤谷: なるほど、強いポケモンは燃費が悪いと。