10.5インチiPad Proの登場で、アクセサリも刷新された。

iPad Proに組み合わせるSmart Keyboardは、デバイスのサイズ拡大に伴って大きくなり、より打ちやすくなった。また画面の中に表示されるソフトウェアキーボードのサイズも大きくなり、文字を入力する環境は劇的に改善されている。

日本語キーボード(JIS)が追加されたSmart Keyboard

Smart Keyboardには、日本のユーザーにとっては待望となる日本語キーボード(JIS)が追加された。これまで英語キーボードしか用意されていなかったため、MacやWindowsで長らく日本語キーボードを使用していた人にとって、iPad Proの入力環境は不完全なものだったのだが。

新たに追加されたレザースリーブケース

また、今回新たに追加されたレザースリーブケースは、今後のiPad Pro活用のスタイルを表現する重要なアイテムと言えそうだ。 スリーブケースには、iPad本体を収納するスリーブに加え、Apple Pencilを差し込むためのスリットも用意された。これまで、Apple Pencilは、本体に内蔵できるわけでも、磁石でくっつくわけでもなく、収納や持ち運びに苦労する場面が多かった。

スリーブケースはiPad ProとApple Pencilをまとめて持ち運べるようになり、2つのデバイスをコンビで使うスタイルがきちんと確立された。後述のiOS 11で、iPad ProにおけるApple Pencilでの操作はさらに重要度を増すということを指摘しようと思うのだが、そんな変化に呼応するアクセサリは、間違いなくありがたい存在であると言えよう。