MacBook Pro 13インチTouch Barモデルは、魅力的なディスプレイ、納得のパフォーマンスとグラフィックス、高速なストレージ、そしてアプリの対応によって充実しつつある新しいインターフェイス、Touch Barという、4つの特徴を備える、頼れる仕事道具だ。その性格は、Kaby Lake版に刷新されても変わらず、引き続き、価値あるものとしてユーザーに提供し続けてくれることになるだろう。

筆者は、今回のMacBook Proについても、4~5年ほどの長い耐用年数を実現してくれたら、と思っている。5年経たなければ買い換えない、という意味ではなく、それぐらい長持ちな、「信頼性」を獲得して欲しいのだ。

長い耐用年数は、壊れにくい筐体とキーボードやトラックパッド類、内部の機器、廃れない性能だけでなく、重たくならないOSなど、ハードウェアに限らない、様々な要素の上に成り立つものだ。MacBook Proは、そうした信頼性ある道具として選択することができるコンピュータとして、今後も多くの人に親しまれ、また頼られる存在となっていくことを期待したい。

松村太郎(まつむらたろう)
1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「LinkedInスタートブック」(日経BP刊)、「スマートフォン新時代」(NTT出版刊)、「ソーシャルラーニング入門」(日経BP刊)など。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura