2016年10月の刷新で、2012年モデルのMacBook Proから乗り換えた筆者にとって、7カ月ほどで新モデルがリリースされてしまったことに対して、何も思わないわけではない。テクノロジーは日進月歩、ではあるが、それでも1年待たずして、一世代古くなってしまったことには、残念さもある。

最新のKaby Lakeを搭載するMacBook Pro, 13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Portsと、1世代前のSkylakeを搭載するMacBook Pro, 13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Portsで比較してみたところ、CPUでおよそ17%、グラフィックスは2%スコア向上だった(GeekBench 4にて、筆者調べ)。

CPU、グラフィックスともに、差は思っていたよりも大きいものではなかった。もちろん、iMovieの書き出しや、負荷のかかる作業では差が出てくることになるが、個人的には我慢できる範囲であると感じた。

もう1つ、パフォーマンスに影響するのがフラッシュストレージ、SSDの速度だ。最大3.2TB/秒の読み込みに対応し、大量のデータを扱う際の速度向上に寄与することになる。しかも、macOSの次期バージョンとなるmacOS High SierraでApple File Systemが採用されると、ファイルの読み書きのさらなる高速化が期待できる。

あわせてレビューしたFusion Driveを搭載する27インチiMacとディスクの性能を比較してみると、フラッシュストレージのみを搭載するMacBook Pro 13インチモデルは、7~8倍近い性能を発揮したことが分かった。