オリエントコンピュータは6月8日、データ消去完全自動管理システム「【ePEE】データ自動消去システム」の発売を発表した。

同サービスはネットワーク消去、オフライン消去、社内LANオンライン消去、リモート消去、ハードディスククラッシャー機器消去のログを一括管理するデータ消去システム。PCのリース返却やリユース、廃棄時に、利用者自身が簡単にHDD/SSDの完全消去を行うことはもちろん、管理者がリモート操作で消去することができる。リースアップなどの日時を事前に設定し、その日時になると自動で消去を実行することも可能で、それらログを自動一括管理もできるという。

OSを含む全HDD/SSDを完全消去するアプリ「ePEE」と、すべてのログを管理する「PEE消去ログ管理ウエブサイト」から構成されており、「ePEE」は管理者が事前に各種の消去方法を設定したうえでアプリを一括配布することで、各PC利用者は簡単操作で完全消去が可能。「PEE消去ログ管理ウエブサイト」では作業が行われていないPCを確認できるため、再度消去要請を行い、消去漏れを防ぐことができるという。

同サービスは、面倒な設定が不要で、アプリ起動後に消去開始ボタンをクリックするだけという単純操作のため、PCスキルの低い人でも簡単に完全消去を行うことができるとのことだ。

また、消去方式は世界最多の23方式を採用しており、SSDの消去とHDDの消去は独立行政機関と国家機関で完全消去実験を実施済み。

企業をはじめ、官庁や教育機関などPCを利用しているあらゆる団体を対象とする。各団体に合わせたカスタマイズにも対応するという。