ベリタステクノロジーズは6月7日、マルチクラウド環境における重要なデータ課題を解決するための新たなソリューションを発表した。

今回発表したソリューションは、クラウドベースのデータを高度に可視化する「Veritas Information Map S3 Connector」、重要なワークロードをデータセンター/クラウド間で双方向移行可能にする「Veritas CloudMobility」、スナップショットベースのデータ保護を提供する「Veritas CloudPoint」。

「Information Map S3 Connector」はクラウドコネクタの第1弾であり、Amazon S3対応のクラウドストレージリポジトリに保存されている非構造化データ資産を、リアルタイムかつインタラクティブに可視化する。

同社は今後、他のさまざまなS3対応のクラウドおよび新しいデータソースとの統合を推進する予定。

「CloudMobility」は、マルチクラウド用に設計されており、オンプレミスのデータセンターとクラウドとの間で複雑なワークロード(ITサービスを構成するアプリケーション群)をワンクリックで安全かつ確実に移行する。

「CloudMobility」は移行前のテストを実行する機能を備えており、アプリケーションがクラウドでどのように実行されるかを事前に把握できるという。

「Veritas CloudMobility」の画面

「CloudPoint」は、ワークロードがどのようなクラウド環境に配備されている場合でも、スナップショットベースでデータを保護して、高レベルのデータリカバリ目標に対応し、一貫したデータ保護ポリシーを策定することを実現する。

「CloudPoint」は、Google、IBM Cloud、Microsoft Azure をはじめとする多様なパブリッククラウド環境をサポートする予定で、今後の数四半期での提供開始を目指す。