エアバスは現地時間の6月6日、特別貨物輸送機ベルーガの新型であるベルーガXLの機首部分が、仏・トゥールーズのエアバスの最終組立ラインに輸送されたことを発表。この構造部分はエアバスグループの製造子会社であるステリア・エアロスペースによって、設計・組み立て・装備されている。

ベルーガXLの機首部分はステリア・エアロスペースが担当

ベルーガXLは、同社の最新飛行機であるA350 XWBをはじめとするの各種飛行機の増産を目指し、工場間の輸送能力を高めるために計画されたもの。A330-200貨物機をベースに、エンジンはロールスロイスのトレント700を装備。計5機の製造を予定しており、この5機により同社の輸送力は30%向上するという。ベルーガXLは2018年半ばに初飛行、2019年半ばに運航を予定している。

ベルーガXLは2018年半ばに初飛行を予定