サイバーエージェントのアドテクノロジー商品の開発を行うアドテクスタジオは6月6日、位置情報を活用した行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」において、そのSDKを導入するアプリメディア向けに行動分析画面の提供を開始したことを発表した。

AIR TRACKは、位置情報の取り扱いに関する利用目的や取得情報などの注意事項にあらかじめ同意したユーザーのみを対象に、そのユーザーが特定のエリアに訪れた際にターゲティング広告を配信するサービス。

今回の行動分析画面の提供により、AIR TRACKによる情報の取得に承諾しているユーザーの行動データを分析することが可能となった。

具体的には、アプリユーザーの行動履歴に基づく趣味・嗜好の傾向分析や、アプリユーザーの居住地・勤務地などのデモグラフィックな行動変数、アプリユーザーの行動パターンや移動距離などに基づく生活習慣の傾向分析などを閲覧することができる。

「AIR TRACK」行動分析画面イメージ

導入企業は、これらの分析結果をアプリケーションのUI/UXの改善に役立てることができるほか、ユーザーの行動経路に基づく属性や行動傾向から、アプリ内のコンテンツをユーザーグループによって切り替え、クーポンなどを出しわけたり、プッシュ通知ツールと連携することで店舗ごとのプッシュ通知を出すなどの取り組みが可能になる。

また、ユーザーの行動履歴の分析から、デモグラフィックなユーザー像をオフライン行動から類型し、メディアの体験ストーリーとして反映することができるようになる。