ウェブレッジは6月5日、スマートフォンアプリやWebサイトを「ユーザー視点」で品質向上支援する、クラウド型テストサービスを2017年6月7日から開始すると発表した。

ウェブレッジは、生体情報を用いた次世代型マーケティング支援事業やITサービスの品質向上支援事業を手掛ける企業。同サービスでは、クラウドソーシングの仕組みとウェブレッジがこれまで培ってきたユーザー動線網羅率の独自ノウハウを活用し、スマートフォンアプリやWebサイトに対するサービス改善要望や不具合をユーザー視点で廉価に抽出できる。

クラウド型テストサービス 構成イメージ

ユーザー動線網羅率とは、クラウドテスターがアプリやWebサイトをテストした際に「実際のユーザーが閲覧するページを100%とした際に、今回のテストでどの程度カバーできたのか?」という同社独自の指標。

従来より、スマートフォンアプリやWebサービスなどに対して行われるユーザビリティテストや第三者による検証サービスは、「高価格で、ある程度規模が大きいアプリやサービスなどを運営する大企業向け」かつ「専門家による専門家視点での検証」が中心だったという。

今回、クラウド型テストサービスをリリースすることで、「廉価で、立ち上げ直後のサービスも含めた中小企業も導入可能」かつ「ユーザーによるユーザー視点でのサービスの品質向上」が可能になる。これにより、通常は集めづらい一般ユーザーの「生の声」を収集しながら、同時に不具合も検出することで、ユーザーが運営するアプリやWebサービスを、今まで以上にユーザーに寄り添う形で改善していくことが可能になる。

提供価格(税別)は、通常価格4980円、ユーザビリティ調査が2500円、不具合検出が1万円。