富士通は、IP-PBX「LEGEND-V」シリーズの新製品として、「FUJITSU Network LEGEND-V S100」(以下、LEGEND-V S100)を開発し販売を開始した。価格は145万円から(税別)で、2017年9月末より出荷が開始される。

「FUJITSU Network LEGEND-V S100」

この製品は、新機能として専用装置を設置せずにスマートフォンを内線利用できる機能や、グループウェア、業務システムとの連携するオープンアーキテクチャーを採用したという。これにより、「Office 365」のメールやスケジュール、プレゼンスと電話などのサービスを連携し、会議中や外出中といった相手のプレゼンス状況を確認し働き方に応じた最適なコミュニケーションを実現することができるという。

今後は、音声認識技術を活用したテキストによるリアルタイムコミュニケーション機能や議事録作成支援機能、自動翻訳技術を活用したリアルタイム翻訳機能などを、2017年度第4四半期以降から順次提供していくという。

スマートフォンを内線機能は、スマートフォンに同社製内線アプリ「内線プラス クライアントソフトB」をインストールして、内線電話として活用することを可能にするもの。今回新たに、LEGEND-V S100とスマートフォンを直接無線LANで接続できるようになったため、従来より簡単に電話設備の統合を図ることができるという。

また、BCP対策として、ネットワーク障害時の迂回機能やバッテリーによる停電対応機能などを搭載。今後、外付けバッテリーボックスによる輪番停電・計画停電などの長時間停電への対応や、ネットワーク障害時の拠点業務をバックアップサーバで継続する機能なども、2017年度第4四半期以降から順次提供していくという。

同社では今後1年間で5,000システムの販売を目標に掲げている。