国宝・彦根城築城410年祭推進委員会は6月4日、金亀公園一帯にて開催する野外イベント「彦根眺城フェス」の開催内容を発表。当日はブルーインパルス展示飛行中の解説やパイロットによるトークショーなどが行われるステージプログラムのほか、「彦根名物となる丼」をテーマに趣向を凝らしたオリジナル丼で人気を競う「井伊椀グランプリ」も実施する。

国宝・彦根城から飛行を眺める

同イベントは、3月18日に開幕した「国宝・彦根城築城410年祭」の一環で、国宝・彦根城の天守が完成して410年を迎えることを記念したイベントとなる。また、NHKでは大河ドラマ「おんな城主 直虎」が放送されており、それを機に記念祭を開催し、彦根城をはじめとする彦根の町の歴史、伝統、文化等、彦根の魅力を国内外に発信していく。

会期は3月18日から12月10日までの268日間であり、2017年度の彦根城入山者数90万人を目標としている。主な内容は、重要文化財の天秤櫓や西の丸三重櫓で、江戸期の彦根城や城下町をコンピューターグラフィックスで再現する動画の上映会、戦国・江戸期をテーマとしたアート展、開国記念館や彦根城博物館での大河ドラマ展――などを開くほか、市南部でも花火と食に関するイベントなどを企画している。

彦根眺城フェスは6月4日10時~15時に開催

金亀公園一帯にて6月4日10時~15時に実施する彦根眺城フェスは、近江高校吹奏楽部による演奏に始まり、お笑いライブ、映画「関ヶ原」PRステージ、陸上自衛隊第3音楽隊による演奏、ブルーインパルス展示飛行解説、ブルーインパルスパイロットのトークショー、井伊椀グランプリ発表を予定。

井伊椀グランプリでは、会場内に飲食ブースを設置し、来場者へのおもてなしを図るとともに、「彦根の名物となる丼」をコンセプトに趣向を凝らしたオリジナル丼で人気を競う。販売価格は一律税込500円で、ご飯の量を100g程度に統一して、販売個数と来場者によるSNS投票によりグランプリを決定する。

特製デザイン「彦根城観覧券」

特製デザイン「彦根城観覧券」

また、彦根城周辺上空でのブルーインパルス展示飛行を記念して、当日限定でブルーインパルスが入った特製デザイン「彦根城観覧券」を販売する。販売価格はそのまま(大人1,000円、小中学生300円)、デザインのみが変更となる。

なお、当日は彦根城内堀沿い道路を交通規制することで通常の観光駐車場が使用できなくなることや、県内外から多数の来訪者が訪れることで、大規模な交通渋滞が予想されている。そのため、鉄道利用による来訪を推進するため、当日8時30分から彦根駅前において特製うちわを配布する(配布枚数: 1万5,000枚)。

彦根駅前にて特製うちわを無料配布